福岡の公共上水道工事で用いられている工法

日本全土の約98%もの割合で、上水道が敷設されています。この割合は先進国でもトップとなっており、人間が生きるのに必要不可欠な水をどこでも入手できる環境が整っているといえるでしょう。水道管の敷設はいわゆるインフラ工事に分類され、公共事業として政府が資金を出して実施されます。九州地域の最大都市・福岡では、1970年に敷設された上水道管の取り替え工事を2018年から2021年の3年間を掛けてなされています。

福岡では日本で初めて「不断水工法」を用いた工事を取り入れており、夜間だけでなく日中も配管の取り替えをなされているのが特徴です。「不断水工法」とは、二又に分かれているバルブを一定間隔で配管に取り付ける工法のことを言います。1998年にドイツで開発されたインフラ用工法であり、水の流れを止めずに配管を取り替えられるのが特徴です。一般的に水道管工事をする場合は、周辺地域を断水にする必要がありました。

これにより市民生活に大きな支障をきたすため、基本は夜間に工事を実施するものでした。福岡の場合は人口40万人の大都市で、夜間でも活動されている方々が多い地域です。そのため、水を止める必要のない不断水工法を採用して短期間で約46平方キロメートルの市内全域の公共上水道管の入れ替え作業に尽力されてるというわけです。福岡だけでなく今後は全国各地で取り入れられる工法で、よりスムーズなインフラ整備をなされていく見通しです。

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